栄養素

糖質の話

今日は牧田善二さんが書かれた。

【眠れなくなるほど面白い糖質の話】

と言う本を解説していきたいと思います.

この本はこんなあなたにお勧めです

痩せたい、謎の不調を治したい、脳の生産性を上げたいそんな方に大変お勧めです

なぜなら以上のことにはすべて糖質が深く関わっているからです。

実は糖質は肥満と体の不調にダイレクトに関わってきますですので糖質について学ぶ事はとても価値があります。

目次

①糖質過多の甚大なデメリット

②糖質は取らなくても良い

③結局私たちがすべきこと

①糖質過多の甚大なデメリット

結論として糖質を取りすぎると以下のようなデメリットがあります。

太る、病気のリスクが上がる、ふける、糖質中毒になる、集中力低下、イライラする、脳と体のパフォーマンスが落ちるなどです。

そもそも糖質とは何かといいます。お米やパンや麺など炭水化物、お菓子ジュース砂糖などに含まれる栄養素です。

そしてなぜ糖質が悪いのかと言うと糖質は血糖値を激しく上下させるからです。

というのも糖質をとると私たちの体内では血糖値が急上昇します。

その後血糖値が急降下します、その血糖値と言うのは血液の中のブドウ糖の濃度のことです。つまり血糖値が高いとか低いとか言うのは血液の中にブドウ糖が多いか少ないかをさします

とにかく糖質は血糖値を激しく上昇させたり下降させたりします。

この上がり下がりが良くなくて、そのせいで体に脂肪がついたり体に負担をかけたりします

そういうわけで太ったり、病気のリスクが上がったり、老けたりすると言うわけです。

また血糖値が下がるときに私たちは眠くなります、これこそが食後に眠くなる理由です

糖質を取りすぎると血糖値が急上昇した後に急下降するのでそのタイミングでぐっと眠くなって集中力が下がることになります。

また糖質には中毒性があります、糖質をとると私たちの脳ではドーパミンと言う脳内物質が出ますドーパミンは私たちに快楽を与える物質で、日々私たちはこのドーパミンを出すことを追い求めています。

そしてこのドーパミンを出すことの1つが糖質ですで、私たちは糖質を「もっともっと」と求めてしまいます。

糖質の中毒に、はまり依存症気味になると、とても大変です。糖質をとりすぎてしまい先ほど挙げたようなたくさんのデメリットを被ります。

また中毒性があるからこそ体を太らせますカロリー自体は糖質よりも脂質の方が高いのですが実は脂質には食べると満腹を感じるホルモンが出ると言う性質があります実太りづらいです。

②糖質は取らなくても良い

イメージとしては糖質を取らないと頭が働かないと言うことがありますがこれは違いますなぜならエネルギー源は糖質だけでは無いからです

体が使うエネルギーは主に2種類ブドウ糖とケトン体ですブドウ糖は主に糖質肝臓と筋肉に蓄えられているグリコーゲン体脂肪から作られます。そしてもう一つのケトン体は脂質や体脂肪から作られます

要するに糖質を取らなくてもエネルギーが作られると言うことですですが普通は糖質を全く取らないと言うことにはなりません

なぜなら野菜とか魚とか肉とかの食べ物には少しは糖質が含まれているからです。

ですのでお米やパンや麺などの炭水化物を減らしても大丈夫です。

糖質は取らなくても良いですけどタンパク質と脂質はしっかり取る必要があります。

タンパク質はと脂質は体を作るからです。

たんぱく質は筋肉や骨、血管、肌、爪、髪等を作ります。

またタンパク質はホルモンや酵素の原料になります。

脂質は細胞膜の原料になります私たちの体は約37兆個の細胞でできています。

このすべての細胞の細胞膜の原料が脂質です

③結局私たちがすべきこと

①栄養価の高い食品を取る

増やすべき食品

全粒穀物、野菜、果物、魚、鶏肉、豆類、ナッツ類、オリーブオイル、コーヒー、お茶これらは増やすべき食品ですそれに加えてキノコ類、海藻類、芋類、卵、ダークチョコレート、質の良いバターなどです。

減らすべき食品

お菓子、加工肉、揚げ物、ファーストフードです

増やすべき食品は脳と体に良い栄養をたくさん含んでいます。

良質なタンパク質と脂質はもちろん他にも鉄分、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル、葉酸、ビタミン、オメガ3脂肪酸、コリン、必須アミノ酸と言うような栄養豊富に含んでいます。

ただし果物と全粒穀物と芋類については糖質が多めなので取りすぎには注意しましょう

減らすべき食べ物については基本的に砂糖が多く含まれている為、糖質が多く含まれています。

加工肉は添加物がとても多いし、揚げ物とファーストフードは体に悪いAGE s(終末糖化産物)が多いので控えましょう

②ジュースと揚げ物は特に避ける

 

ジュースと揚げ物は特に注意しましょうジュースは糖質が多く血糖値を爆上げします液体なので吸収が早く食品よりも血糖値の上がりがとても早いですこれがとても体に悪いです。

調理法によって栄養価は変わります。

栄養価が逃げにくい調理法の順番として1生→ 2蒸す→ 3煮る→ 4焼く→5揚げる

③水をこまめに取ること

1日1.5リットルから2リットルをこまめに取るようにしましょう。

何故かと言うと水が代謝を助けるからです、新鮮な水を体に入れてあげることで代謝が促進されて体のゴミを外に出しやすくなります。すると脳や体に良いのはもちろん痩せるし体がきれいになります

こまめに水を飲む事は自律神経を整える作用にもなります

太り過ぎの原因は脳と腸あります

太り過ぎの人は脳が正常ではないか腸内環境が悪いかのどちらかが関わってきます

もしあなたが太すぎていると思うならこの2つのどちらかを改善する必要があります

そしてそれを改善方法については脳を正常にするにも朝を整えるのにもやる事は同じです野菜とタンパク質と脂質を取ることですこれが最重要です

糖質を減らそうとするのではなく野菜とタンパク質を取ることが正解です

糖質を取ること自体はダメではありませんが糖質を取る前に、野菜やタンパク質、脂質を十分に取れているかが大事と言うことです

そうすると、そんなにたくさんの糖質は必要になくなります。なぜなら食物繊維とタンパク質と脂質には食欲を抑える作用があるからです。

睡眠または運動もとても大事です