まずコーヒーの健康効果を考えるときに1番大事なのはカフェインなんだ。
カフェインとコーヒーとは切っても切れない関係なんだ。
カフェインはもともと、ドイツの科学者ルンゲ氏によってコーヒーから世界で初めて分類された化合物なんだ。
カフェインの1番の特徴はカフェインは脳に作用する。多くの化学物質は血液脳関門と言う脳のバリアに阻まれて、脳内には入ることを許されない
でもカフェインはこの峻厳な関門を通過して脳に到達することができるんだ、
カフェインは、アデノシンと呼ばれるドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の神経伝達物質の放出を抑える物質と構造が似ている。
アデノシンには神経を沈める働きがある
カフェインは神経を興奮させるんだアデノシンは神経を沈めるのに
だから眠気覚ましにコーヒーを飲むんだ頭がすっきり目も冴えるんだよ。
カフェインは摂取後、すぐに大部分が吸収され、血流に乗り全身に行き渡るんだ
最高血中濃度到達時間は個人差があるけど、30~120分後にピークとなるんだ。
血中半減期を迎えるのは約4時間毎されているけど、こちらも個人差があり2~8時間の幅があるんだ
カフェインが効果を発揮している間は興奮しているし、集中力も高まるんだ
でもずっと続かないんだぜ4時間も経てばピークを迎え、その後落ち込んでいくんだ。
朝一でカフェインを摂取しちゃうと約3時間後にカフェイン切れになるんだ、それが疲労として認識されることもあるんだ。
7時にカフェインをとったとして、お昼前にグーンと落ちるんだ、お昼前っておなかすいて、そうじゃなくてもイライラしやすいのになんだかいやですよね
だからどうしても朝カフェインが欲しいと言う場合は、普段の半分の量に挑戦してみたりミルクを入れて薄めてみたりするんだ
紅茶や緑茶などカフェイン量が少ないものを選んで試してみるのもいいんじゃないかな
朝目覚めると分泌されるコルチゾールというホルモンの働きが大きく関係していることに言及する
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンの一種なんだ、心身がストレスを受けると、急激に分泌が増えることから、ストレスホルモンと呼ばれているんだ
コルチゾールの分泌過多は、ストレスから身を守ろうとしている起きる現象なんだ
眠りから目覚めるのは、体には強い刺激だしストレスなんだ、
コルチゾールの分泌は、免疫系、中枢神経系、代謝系など身体の様々な機能に影響及ぼすんだ
コルチゾールは具体的には、
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肝臓で糖を作り出す。
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脂肪分解して代謝促進する
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免疫疫抑制、後炎症作用。
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筋肉でタンパク質を代謝する。
コルチゾールの分泌が最も多い時間帯は朝と言われている、そして夜には少なくなり身体の1日の生活リズムを整えてくれているんだ
ところが過剰なストレスがかかり、活動リズムが崩れることでコルチゾールの分泌が慢性的に増えることがあるんだ
すると不眠症やうつ病などのメンタル不全や、生活習慣病などのストレス関連疾患につながるケースが多くなることがわかっているんだ
長期的なストレスにさらされることで脳の海馬を萎縮されることがわかっているんだ
ストレスといっても楽しいストレスもあるんだ、例えば旅行の前の日とかワクワクするようなことであっても、心身に負荷がかかっていることの違いはないんだ
いくらプラスの出来事であっても、昼夜逆転の生活が続いたりすることでコルチゾールの分泌バランスが狂うと、心身に影響が出やすくなってしまうんだ
コルチゾールは血糖値を上げ体の機能を早めてくれるけど大体9時ごろにピークを迎えるんだ、そして、体がこのホルモンを分泌してくれる最中にカフェインが入ってくると、震えや緊張を引き起こす可能性があるんだ
これも朝起きてすぐのコーヒーがオススメできない理由なんだ。
多くの人は、カフェインの効果を眠気覚ましと考えていると思うんだが、カフェインの持つ興奮作用が覚醒効果や頭痛の改善などの効果を示します、その他にも、心身収縮力増強作用、血管拡張作用、利尿作用があるんだ
カフェインは風邪薬にも含まれていたりもするんだ頭痛の改善などの効果があるから
でもその効果の一方でカフェインには依存性や耐性が起こることがあるんだ
カフェインを常用している人がカフェインの摂取を中断すると頭痛や疲労感、不安感などの離脱症状が現れることもあるから注意が必要なんだ
それに過剰摂取によってカフェイン中毒と呼ばれる副作用が起きることがあるんだ
非常に短い時間にカフェインを過剰摂取したときに起こる急性中毒と、長期間にわたってカフェインを摂取した結果起こる慢性中毒があるんだ。
急性中毒には、過度な心拍数の増加や不整脈、動機、呼吸困難、などの循環器症状や強い覚醒効果により幻覚や幻聴などの神経症状が起きることがあるんだ
カフェインには解毒薬はないんだ
もし急性中毒になった場合は点滴などで代謝を促したり、ひどい場合には胃洗浄行うこともあるんだ
慢性中毒の場合は、睡眠障害や頻脈、頻尿などの他に不安感や焦燥感などが起きる
この場合はゆっくりと毎日のカフェインの摂取量を少しずつ減らし症状の軽減を図るんだ
健康効果は裏返せば副作用にもなるんだ健康効果が高いものには副作用になったときにその影響も大きいんだよ
カフェインの場合摂取して良い量の上限は成人では、1回1gで1日3gなんだ
この極量を超えて服用した場合、何らかの不調や副作用が起こる可能性が高いと思っておいた方が良い。
コーヒーカップ1杯200~150mgのカフェインが入っていると言われている
そんなに気にすることはないけど、
風邪の時何か風邪薬と栄養ドリンクを一緒に飲む人がいるけど、この場合もカフェイン量を確認してから服用しないと風邪薬からも栄養ドリンクからも一気に大量のカフェインを取ることになるから危険なんだ。