糖尿病

スーパーフード『ブルーベリー』は糖尿病のリスクを下げる!

ブルーベリーは目に良い食べ物として知られていますが

実は糖尿病予防にも非常に効果が高い食品であることをご存知でしょうか?

今回はブルーベリーの2型糖尿病予防効果を6つ紹介します

①食後高血糖の改善

2型糖尿病において食後血糖値が上昇する理由は食後血糖を下げるために膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪いからであると言うはよく知られています

この原因は2つありインスリンの反応が鈍く食事を食べて血糖値が上がってきてもインスリンの分泌量が少ないいわゆるインスリン抵抗性が高い場合とインスリンを分泌する速度が遅い場合とあります

②脂質異常症の改善

糖尿病患者が脂質異常症併発する場合が多いことをご存知かと思いますか

これはどうしてなのでしょうか?

食事量や糖質の過剰摂取が多いことが原因の1つである事は明らかですが

糖質を多く取り過ぎて細胞取り込みきれなかった分は体内に脂肪となって蓄積されてしまいます

これは肝臓で作られる糖質なのですがこれが体内に脂肪が蓄積される原因だと言われています

糖尿病やその予備軍の人はインスリンが正常に働かないことにより細胞に糖質をうまく取り込めません

そのため肝臓が「糖質不足」であると言う勘違いを起こし、肝臓において糖質が過剰に作られることが脂質異常を起こす原因の1つとされています。

このことに対しても前日の実験においてブルーベリー抽出物を与えてたマウスでは肝臓で糖質が過剰に作られることを抑制させる働きがあるとわかりました

ブルーベリーを食べることで肝臓での糖質の合成が抑えられ脂質異常を改善する効果が期待できます

③インスリン感受性の改善

『インスリン感受性』とはインスリンの効き目のことです

ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」はカロテノイドの1種であり非常に高い抗酸化作用があります

ブルーベリーには150g当たり15gの糖分が含まれていますが、ブルーベリーに含まれる『アントシアニン』がインスリンの感受性を向上させるよって血糖値をコントロールする役に立つと示唆されています。

『インスリン感受性』を高めるためには野菜や果物に含まれる抗酸化作用が非常に高いカロテノイドと言う野菜や果物の黄色、赤、紫などの色素成分や抗酸化ビタミンが有効であると言われています

糖尿病やその境界型の人がインスリンを出しすぎることで膵臓が疲れてしまい、インスリンの感受性が低下してしまいます

抗酸化ビタミンであるビタミンA、C、Eが他の果物と比較しても非常に豊富に含まれています

そのため「インスリン感受性」の改善に非常に効果的な食品であるといえます

④併発しやすい循環器疾患の予防

糖尿病の人で高血圧や心疾患などの循環器疾患を併発しやすい理由は肥満体型である「メタボリックシンドローム」とゆうことが原因の1つにあります

この「メタボ」状態であることが、糖尿病だけでなく心臓病や脳卒中の発症リスクを上げてしまいます

しかしイギリスの研究チームの報告によるとメタボリックシンドロームに該当する50歳から75歳の人を対象に毎日ブルーベリーを摂取してもらいその効果を検証したところ

毎日150gのブルーベリーを摂取した対象群のみに効果が見られ最大で15%の循環器疾患の発症リスクが低下したとの報告あります

⑤アンチエイジング効果

「アンチエイジング」とは抗加齢意味です

私たちの体は加齢とともに『酸化』していきます

「酸化」とはいわゆる「体のサビ」で錆びた鉄を想像するとよくわかります

体のシミやシワなどの目に見える老化はもちろんですが実は糖尿病、高血圧、認知症さえもこの体の「酸化」が原因なのです

そしてブルーベリーにはこの「酸化』を防ぐ栄養素が大変豊富です

それが、カロテノイドと言う色素成分の「アントシアニン」です

アントシアニンは、「ポリフェノール」の1種でこの成分が体内でストレスや紫外線、添加物の摂取によって発生した「活性酸素」と言う参加の原因物質の生成を抑制してくれるのです

さらにブルーベリーには抗酸化ビタミンと言われるビタミンA.C.Eの3つのビタミンを他の果物よりもとても豊富に含んでいます

ビタミンAが体内で不足すると、免疫力の低下、眼精疲労、生殖不能、成長が止まる、肌が荒れる、胃粘膜が傷つきやすくなるなどの症状を引き起こします

ビタミンCが体内で不足すると、免疫力の低下、食欲不振、貧血、風邪をひきやすいなどの症状が起こしやすくなります

ビタミンEが体内で不足すると動脈硬化や心筋梗塞などの循環器疾患のリスクが上昇します

特に女性に多い症状として冷え性や肩こり、肌荒れ、ニキビの原因にもなります

ブルーベリーには体の酸化で起こる不調を予防するアンチエイジング効果が非常に高いため糖尿病予防効果も期待できます

⑥便秘解消効果

腸内環境は、血糖コントロールとも深く関わっています

便秘解消に重要な栄養素が「食物繊維」である事はご存知の方も多いかと思います

ブルーベリーにはこの食物繊維を非常に豊富に含んでいます

便秘を解消するには水溶性と不溶性両方の食物繊維を摂取しなければならないのですがブルーベリーが両方持ち合わせていると言うことです

水溶性食物繊維は水に溶けますこれが水に溶ける溶ける上に変化しこのゲル状のぬるぬるした物質がコレステロールや糖質が吸収されるのを抑える働きを持っています

これが便を柔らかくしたり、腸内に分布する善玉菌を増やして

脳内環境整える働きがあります一方不溶性の食物繊維は水に溶けないので胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激してくれます

これが腸の動きを活発にして便通を促進してくれるのです

このようにブルーベリーには腸内を健康にする栄養素である食物繊維が豊富ですので糖尿病の改善や予防効果も期待できます。

ブルーベリーには様々な面から2型糖尿病を改善したり予防する働きがあります

生のブルーベリーは日にちが経つと、効果が落ちてしまうので、すぐに食べるか冷凍しておいてスムージーやヨーグルトに入れて食べることで高い効果が期待できるでしょう