内臓

腎臓の劣化を抑える方法

国立栄養食品技術研究所の研究結果などをもとに腎臓の劣化を抑える方法について書いていこうと思います

腎臓の役割の1つとして重要なのが、体内の解毒デトックスですが、腎臓とは別にデトックス商品になるものが存在しますが,

あれってほんとに意味あるの?と言う疑問を調べた2009年の研究を、紹介させていただきます.

デトックスジュースや、足の裏から毒素が出るなど15点ほど徹底的に調べましたが、その効果を裏付ける証拠は何もなかったようです。

デトックスとは体内の解毒のことを示すのですが、例えばデトックスジュースは足りない栄養を補おうといった意味でデトックスと言ってみたり、デトックスできる石鹸は肌の汚れがよく落ちるからこれもデトックスですよね、と言うみたいな感じで宣伝しているメーカーがたくさんあります。

でも解毒する効果は何もないし、そんな事はもちろんみなさんも知っていますよね、メーカーはデトックスって言ったほうが売れると言う事実を認めたと発表しています。

本当の意味でデトックスと言う言葉を使って良いのはアルコール中毒とドラック中毒の治療現場だけでそれ以外のデトックス商品は不当にお金を失うだけです。

毒素の排出なんてものは正常な肝臓と腎臓があれば完璧にこなしてくれます。

デトックス商品を買う前に肝臓と腎臓を大切にすることが重要です。

そんな体内の毒素を排出してくれるありがたい臓器腎臓の劣化を、防ぐ方法を解説させていただきます。

食物繊維の摂取量を増やすことです!

「食物繊維の摂取量をふやすこと」と、国立栄養食品技術研究所が発表しています。

研究内容も併せて解説させていただくと、1630名の男女を約6年間追跡し、その間1630名の腎臓がどのように変わっていくかを調べ、どんな習慣が腎臓の機能を高めるために必要なのかを分析したところ、腎機能を高めてくれる習慣はいくつか確認されたんですが、ダントツで重要だったのが食物繊維の摂取量を増やしことです。

 

具体的には1日の摂取量が17.7g以下の人と比べて1日26g以上、

食物繊維を摂取する人は腎臓の劣化リスクが50%も下がったと言うことです。

さらには1日の食物繊維を5g増やすことで腎臓病のリスクが11%ずつ減る傾向があったそうです。

腎臓の働きが高まると体内の毒素の排出してくれるので、日々の体調ももちろんすっきりしますから、とにかくデトックスのためには食物繊維を摂りましょうと言うことです。

ただしこれには注意点もあって野菜で食物繊維を増やした場合は腎臓が劣化しにくくなるのですが、なぜかフルーツや玄米、オートミールといった穀物に含まれる食物繊維だと腎機能との相関関係がなかったと発表されています。

とにかく野菜をしっかり食べましょうということです。

あとちなみになんですが、厚生労働省によると日本人の食物繊維の平均摂取量は1日あたり14g前後と推定されていて、日本人は基本的に食物繊維が不足しがちだと考えられています。

切り干し大根、ごぼう、ブロッコリー、かぼちゃといった野菜で食物繊維を意識的に取ることを実践していただければいいと思います。