寒い季節になると温かいコーヒーでも飲んで体を温めたくなりますよね
でもコーヒーはカフェイン含有量が多いので、眠りの妨げになるだけではなく、飲みすぎると体を冷やす原因にもなります。
そこで今回取り上げるのがココアです。
ココアが甘くて太ってしまうんじゃないかと思ってしまいますが、実はダイエット効果やその他様々な健康効果が期待できる飲み物です。
今回は、寒い季節に飲むべき、ココアの美容、健康効果や、飲む際の注意点、お勧めのココアの飲み方、レシピをご紹介します。
ココアの美容、健康効果
①体を温め、冷え性を解消
ここに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールなどといった成分には、末梢血管を拡張し、手足の血流を促進させる作用があります。
これにより、冷えや手足のむくみなどが解消するのでココアは体の冷えが気になる寒い季節にぴったりなのです。
ココアには実は、体を温める食品として知られる生姜よりも、長い時間、手足の指先の暖かさが維持したと言う実験結果もあるため、冷え症予防、改善にもぴったりなのです
②便秘解消効果
食物繊維は便秘に良いとされていますが、ココアには食物繊維のほか、腸内環境整えるカカオポリフェノールも含まれ、この2つの成分によって、便秘解消効果が期待できます。
また、ココアには不溶性食物繊維の1種、リグニンが含まれ、これには腸の蠕動運動を活発化させ、便通を促す働きがあります。
さらにリグニンにはコレステロール値を下げメタボ予防する効果もあると言われています。
③動脈硬化の抑制
動脈硬化とは、活性酸素によって参加されたコレステロールが血管内皮に付着することによって、血管が硬くなり柔軟性がなくなっている状態のことをいいます。
動脈硬化は喫煙やお酒、ストレスや加齢などによって進行しますが、動脈硬化が進むと、高血圧の原因になるだけでなく、ひどいと心筋梗塞や、脳梗塞を引き起こすことがあります。
そこで、ココアに含まれるカカオポリフェノールにはコレステロールの酸化を抑制し、コレステロールが血管にたまるのを防ぐため、動脈硬化の抑制が期待できます。
④脳の機能を改善し認知能力、計算能力がアップ
ココアに含まれるテオブロミンには大脳皮質を刺激し集中力は記憶力を高める効果があるとされ認知症予防にも期待されています。
またココアを飲んでデオブロミンやカカオポリフェノールをとると、計算能力アップしたと言う実験結果もあります。
⑤ストレス解消、リラックス効果
デオブロミンは幸せホルモンと呼ばれる脳内物質のセロトニンに作用する働きがあるとされ、ストレス解消やリラックス効果があります。
⑥ダイエット効果
デオブロミンにはさらに、脂肪の蓄積を防止する作用があるとされています
また、デオブロミンが幸せホルモンであるセロトニンに作用し、その働きを促進させることで満足感、満腹感を感じることができて、食欲抑制につながります。
ダイエット目的でココアの前は、食前にコップ一杯飲むことで満腹感を感じ、食事のときの過食を防ぐこともできます。
ココアを飲む際の注意点
ココアにはダイエット効果があると説明しましたがミルクココアなどは砂糖やミルクが多めに入っていて高カロリーなので要注意です。
特に市販のミルクココアには飽和脂肪酸や糖分が含まれているので、飲みすぎるとダイエットに逆効果になるばかりか、血糖の上昇を招き糖尿病になる恐れもあります。
ですので何も混ざってない純ココア(ピュアココア)で飲み、一日2〜3杯程度に抑えましょう。
どうしても甘みがないと飲みにくいと言う場合は、白砂糖ではなく、蜂蜜かオリゴ糖を入れて飲むようにしましょう。
お勧めのココアの飲み方、レシピ
①ココア+バナナ1本
バナナにも食物繊維が含まれているため、ダブル効果で便秘解消につながりますので、バナナを切り刻んでホットココアに入れて飲むと良いでしょう。
どちらも満腹感を感じられる食品なので、ダイエット中や朝食代わりとしてはぴったりです。
②ココア+梅酒大さじ1
梅酒に含まれているクエン酸やコハク酸には疲労回復効果や血流を促進させる作用があります
ココアに梅酒大さじ1を加えると自然な甘みが加わり梅酒の香りでリラックス効果も感じられ、寝る前に飲むと入眠しやすくなります。
まとめ
ココアはなんとなくダイエットには良くないと考えてしまう人もいるかもしれませんが、砂糖やミルクの入ってないピュアココアであれば、ダイエットなど様々な効果を発揮します。
便秘解消効果や、体を温めて冷え性を改善する効果が期待できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。