もうすぐ今年も1年終わります
本当に1年経つのは早いですね
お正月といえば一番の楽しみはおせち料理ですよね
おせち料理は毎年作るのはとても品数が多く大変だと思います
最近ではほとんどの人が通販で買って手間いらずでおいしいおせちが食べられると思います
早めの予約でたくさんの割引が受けられるので、注文する人は早めがおすすめです。
お正月プライスなので当然安くはないと思いますでも少々高くてもぎゅうぎゅうに詰まったおせちをみんなで食べるワクワク感は最高だと思います
過去にはスカスカのおせちを販売して大きな騒動になった業者もいますよね
年末が来ると皆さんスカスカおせち騒動をうっすら思い出していませんか
スカスカおせちは、2011年の正月早々に起こりました
グルーポンで500セット販売したおせちが騒動の発端です
グルーポンは「共同購入型クーポンサイト」のことです
2008年からアメリカで始まって世界中に広がりました
公式サイトに行くといろんなチェーン店のクーポンが販売されていて、事前にクーポンを買うと安く商品を買ったりサービスを受けたりできます
スカスカおせち騒動があった頃は、ちょうど日本にグルーポンが進出し始めた頃でした
だから認知度を上げるためにCMやインターネットの広告などがたくさん流れていました
そのグルーポンでおせちが大晦日までに届かないばかりか、蓋を開ければ4人前のはずが1切れしかないチーズや、やせ細ったエビなど日本と似てもにつかないおせちが届いて苦情が相次ぎました
その会社はバードカフェと言う会社で10,500円の通販のおせちを頼んだらスカスカの料理が届いたと言う事件です
ちなみに広告ではよく「日本はあくまでイメージです」て書いてありますけどね
そうならないためにもきちんと情報得て、できるだけ老舗であるお店からおせち料理を購入するようにしましょう
皆さんは今年のお正月はどのような工夫をされていますか
自宅で年始を過ごす人が増えていると言う今年はおせち料理にも変化がありそうです
家族で手作りでおせちを作る方もいらっしゃると思いますおせち料理は食材の種類によって地域が異なります
今回は食材選びなどを含めおせち料理の地域差や歴史、鏡餅の意味などについて紹介します
お節には祝魚3種と呼ばれおせちの代表格と言われる縁起物が必ず含まれています
関東と関西に分けて地域性を見ていきましょう
関東
数の子、黒豆、田作になります
関東の3種は江戸時代には既に定まっていました
いずれも価格が手頃な食材で
日持ちがする乾物のため運搬にも適しているため全国に広まった
数の子はニシンを「カド」とも呼ぶことから「カドの子」が変化したものです
ニシンの卵巣には数万の卵があり子孫繁栄の縁起物とされます
黒豆には1年間マメに働けますようにまたは暮らせますようにとの意味が込められています
田作はかたくちかイワシの稚魚を素干しにしたものですが、かつて田んぼの肥料として使われたことから豊作祈願の意味合いがあります
関西
数の子、黒豆、たたきごぼう
五穀豊穣子孫繁栄を願うためのものです
関東との違いでは関西では田作り⇒たたきごぼうが祝酒の3種に含まれます
その背景には古く室町時代から関西に合った料理だったことが関係しているそうです
また大阪の高山牛蒡、京都の八幡牛蒡など関西が優れた牛蒡の産地だったことも挙げられます
地元の収穫物への感謝の心が込められているんですね
ごぼうは地中深く根を張ることから地に根を張り、細々く家族の幸せが続きますようにと一家安泰祈願の縁起物とされています
おせち料理の地域差があるのは興味深いですし背景を知ってからいただくとより食材を楽しめそうですね
鏡餅
日本では古来、お餅自体が「神様が宿る」「神様に捧げる神聖なもの」とされてきました
年神様の御魂は、鏡餅に宿ります
その餅玉を家族に分け与えたのが「お年玉」、その魂をいただくための料理が雑煮なのです
「数え年」と言う年齢の数え方がありますが、これは年神様に毎年分けていただく魂の数を表しているとされています
鏡餅の上にはみかんを乗せる家庭も多いと思いますが
もともとは、しめ飾りにも用いられる「橙(ダイダイ)」と言う柑橘を乗せます
橙は果実がなってもなかなか落ちないことや、「代々」と言うごろ合わせから子孫繁栄を表しています
鏡餅の形やその名前の由来
・「魂」、「心臓」を表している
・稲作に欠かせない太陽を表している
・「円満」を表している
・3種の神器の八咫鏡のように御神体としての鏡を表している
大小の餅が2つ重なっている理由としては
・福徳が重なる月と日を表している
・重ね重ね願う気持ちを表している
と言う説などがあります
他にも、古来の蛇信仰の観点からは「どぐろを巻いた蛇を模しているか」と言う説もあります
蛇は日本の古語で「カカ」「カガ」と言われていたともされ“カガ”ミモチとの関連性も指摘されています
このようにお正月飾りは全て年神様を迎えるための道具とされています
そのため、旧暦の大晦日にあたる30日や31日、つまり正月の直前にこれらを準備する事は「一夜飾り」とされ神様に対して失礼と言うことで避けられています
その前日である29日も「二重苦」、9の末尾と言うことから「苦待つ」、「苦松」」として避けられお正月飾りを飾るにはそれ以前の日、
特に末広がりで縁起の良い28日がふさわしいとされています、特に末広がりで縁起の良い28日がふさわしいとされています
日本人らしい信仰が見られます
昨今では正月飾りもモダンでおしゃれなデザインが増え、DIYで手作りしたり、アレンジを加えて楽しむ方も多いようです
「一年無事に過ごせたことをお祝いする」と言う本質は忘れずに、新年を迎えたいものですね
ちなみに私の好きなおせち料理は[がめ煮]です
縁起を担いで2022年のスタートダッシュにしましょう