年中食べても、いつでもおいしい鮭のことについて解説します
鮭は皮を残す人がいますがそんなもったいないことはしないで食べて下さい。
鮭について
鮭はサケ目、サケ科サケ属の魚で、淡白な白身魚なんです
鮭は切り身が赤いので赤身の魚と思いがちですが実は白身魚なんです
実は鮭の赤色はアスタキサンチンと言う赤身の成分で、この成分を含んだプランクトンを食べることで味が赤くなります
そしてこのアスタキサンチンにはすごい健康効果があります
ちなみに鮭の卵であるイクラが赤いものもアスタキサンチンが影響しています
鮭の生息域は北太平洋や北極海周辺です
鮭は川で生まれると多くが、川から海に出てプランクトンなどを食べて体に栄養を蓄えます
そして産卵の時期になると川に上がるためか、筋肉質な白身の魚だと思います
鮭とサーモンの違いは?
サーモンはトラウトサーモンの省略で、トラウトはマスと言う意味になります
そんなわけで分類の違いで見ると、サケはサケ目、サケ科サケ属でサーモンはサケ目サケ科は同じですがそこからのサケ属以外の魚の総称であるマスの分類にされます
鮭とサーモンは生態も違う魚で
サケは海に出るのに対し、サーモンは淡水魚です
サケが食べるオキアミはアニサキスを食べることがあり、そんなオキアミをサケが食べるとサケがアニサキスに寄生されます
そしてそのサケを人間が食べるとアニサキスが胃の中で暴れて腹痛が起きます
しかしサーモンの場合、養殖することが可能で、餌や健康状態を管理することで寄生虫のいないサーモンになります
大きさは、鮭は大きさが大きく、サーモンは鮭よりも小さいです
サケの漁獲量日本一は北海道で全体の85%を占めます
しかし、日本の漁獲量は昔と比べて減っていて、地球温暖化などで海水温が上昇したのが原因だとされています
そんなわけでサケの漁獲からサーモンの養殖に変えるところもあり、
サケよりもサーモンの方が需要があるため、これらはサケよりもサーモンを食べる機会が多くなるかもしれませんね
鮭の栄養について
サケ1切れ、約80gあたりの
カロリーは106kcal
タンパク質は17,8g
脂質は3.2g
炭水化物は0g
白身魚なので高タンパク低カロリーですね
たんぱく質は筋肉だけではなく、内臓、皮膚などの体の組織を作っている栄養素なので、ぜひ鮭を食べてタンパク質補給をしてほしいです
少ない脂質に関してはDHAとEPAが含まれています
まずDHAは脳に含まれている脂質で脳の神経や機能を正常に保つ働きがあります
EPAは中性脂肪をエネルギーに変えやすくする体質にしてくれ血液をサラサラにしてくれる効果があります
ビタミンに関しては
・カルシウムとリンの吸収率を高めるビタミンD
・アルコールを分解するナイアシン
・タンパク質の代謝に関わるビタミンB6
・赤血球を作るビタミンB12
・タンパク質、脂質、炭水化物の代謝を助けるパントテン酸
が多く含まれます
ミネラルに関しては骨と歯の形成に関わるリン、生体内の過酸化脂質を分解するセレンが多く含まれていて、それ以外のミネラルは少しずつ含まれています
鮭の皮はとても栄養豊富でDHA、EPA、ビタミンE、カルシウムが、身よりも多く含まれているから皮を食べないと栄養的にもったいないです
鮭に含まれている体に良い成分とは
アスタキサンチンになります
鮭以外にもエビやカニにも含まれていて強い抗酸化作用があり
体内で生まれた余分な活性酸素を除去して、体を活性酸素から守り生活習慣病や老化を予防してくれます
そしてアスタキサンチンの抗酸化作用は
βカロテンの5倍
ビタミンEの1000倍
ビタミンCの6000倍
もあります
なぜこんなにも抗酸化作用があるのかと言うと、細胞の中で最も活性酸素のダメージを受けやすいところは、細胞の脂質の膜で包んでいる細胞膜です
それでβカロテンは細胞膜の中で抗酸化作用が働き、ビタミンEは細胞膜の内側で働きます
アスタキサンチンの場合は細胞膜の中と細胞膜の内側の両方で、
抗酸化作用が働きます、そのために他の栄養それよりも抗酸化作用が強いです
まとめ
鮭は皮まで栄養満点で、とても体にもよくビタミンミネラルも豊富で手軽に年中手軽に食べられる魚です。
皆さんも栄養満点の鮭をぜひ朝食、夕食のメニューに入れていていただきお食べ下さい。